シーリング工事｜小金井市での塗り替え・塗装工事は星野塗装

■目地とは？シーリングの役割

そもそも建物には目地という隙間が存在します。とくにサイディングやALCなどの外壁材で造られた建物で見られるのですが、ここで疑問を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか？

「そもそも目地がなければいいのでは？」と。

ではなぜ建物には目地があるのでしょうか。たとえば目地のない外壁材で造られた建物をご想像ください。隙間なくサイディングで覆われた建物が地震に襲われました。揺れは建物に伝わります。外壁にも衝撃が伝わるでしょう。

隙間なく外壁材で覆われた建物は、地震の衝撃による外壁材同士の衝突や摩擦で欠けたり割れたりしてしまいます。もし隙間があればそんな心配はなくなります。これが目地の役目なのです。

 

■しかし目地はあくまで隙間だから

しかし目地は「隙間」です。そのままでは雨水の浸入経路となり、下地の劣化を招きかねません。ここで登場するのがシーリング。適度に弾力性のあるシーリングで目地を埋めることで防水性を確保しつつ、建物に伝わる衝撃や揺れによる外壁材同士の衝突や割れを防ぐ役割があるのです。

 

■シーリングの劣化にご注意を

もちろんシーリングも経年で劣化してしまいます。劣化したシーリングは本来の機能を発揮できないため、必要に応じて増し打ち・打ち替え工事を行う必要があります。以下のような症状がシーリングにある場合、お気軽にご相談ください。

・シーリングが痩せている、硬化している
・切れている、隙間が生まれている
・外壁から剥がれている　など

 

■サイディングにおけるシーリングの打ち替え手順例

【1】カッターで切り込みを入れ、既存のシーリング材を撤去

【2】マスキングテープによる養生

【3】プライマー（※1）の塗布

【4】バックアップ材（※2）の挿入、またはボンドブレーカー（※3）の貼り付け

【5】シーリング材の充填

【6】マスキングテープを剥がし、完工

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※1　シーリング材と外壁材の縁切れを防ぐ接着剤
※2　目地の深さ調節や、シーリング材を目地底で支えるための素材
※3　目地底にシーリング材が付着してしまうのを防ぐ特殊テープ